月齢別に見る子犬の育て方
子犬の1か月は人間の1年以上に相当するといわれるほど、成長のスピードが速い時期です。月齢ごとに「体の変化・食事・しつけ・健康管理」で押さえるべきことを整理しました。日本では動物愛護管理法により生後56日(8週)以下の子犬の販売が禁止されているため、家に迎えるのは早くても2か月ごろからになります。
月齢別ガイド
〜2か月:母犬・兄弟と過ごす時期
母犬や兄弟犬とじゃれ合う中で、噛む力の加減や犬同士のコミュニケーションを学ぶ大切な時期。この時期を十分に過ごした子犬は、噛み癖などの問題が出にくいとされています。迎える側ができるのは、この間に部屋とグッズの準備を整えておくこと(犬を迎える準備参照)。
2〜3か月:お迎えとワクチンプログラムの時期
3〜4か月:散歩デビューと社会化の仕上げ
ワクチンプログラムが完了したら(獣医師の指示に従ってください)、いよいよ散歩デビュー。最初は玄関先→家の周り→短いコースと段階を踏み、音・人・他の犬に少しずつ慣らします。生後3〜4か月ごろまでの社会化期に多くの経験をさせることが、成犬後の吠え・怖がりの予防にいちばん効きます。
- 首輪・ハーネスとリードに室内で慣らしてから外へ ハーネスを探す
- 歯の生え変わりが始まり、噛みたい欲求が強まります。噛んでいいものを常に用意
4〜5か月:歯の生え変わりと食事回数の移行
乳歯から永久歯への生え変わりが本格化。家具や手を噛む問題が出やすい時期ですが、叱るより「噛んでいいおもちゃへの置き換え」で乗り切ります。食事は1日3回から2回への移行を検討し始める時期(体格と獣医師の助言に合わせて)。
おすわり・待てなどの基本トレーニングは、集中力が短いこの時期こそ「1回5分×何度も」が効果的。詳しい手順は犬のしつけ基本へ。
子犬期の食事の基本
- フードは「子犬用(パピー用)」表示のもの:成長期に必要な栄養バランスが成犬用と違います
- 量はパッケージ表示+体重の推移で調整:うんちがゆるければ多すぎ、硬くコロコロなら少なすぎのサイン
- おやつはしつけのご褒美として少量:1日の総カロリーの1割までが目安 ご褒美おやつを探す
- 与えてはいけないもの:チョコレート・ネギ類・ぶどう・キシリトールは犬に中毒を起こします
子犬期の健康管理チェック
| 項目 | 時期・頻度 |
|---|---|
| 混合ワクチン | 生後8週・12週・16週目安に計2〜3回(プログラムは病院により異なる) |
| 狂犬病ワクチン | 生後91日以降に1回目、以降年1回(法律上の義務) |
| 畜犬登録 | 迎えてから30日以内(義務) |
| フィラリア・ノミダニ予防 | 地域の蚊のシーズンに合わせて。病院で相談 |
| 避妊・去勢の相談 | 生後6か月前後が一般的な目安。メリット・デメリットを獣医師と |
詳しいスケジュールと費用は動物病院・ワクチンスケジュールにまとめています。
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よくある質問
子犬は生後何か月から迎えられますか?
法律(動物愛護管理法)で生後56日以下の販売が禁止されているため、ショップやブリーダーから迎えられるのは生後8週を過ぎてから、実際には2〜3か月ごろが中心です。
散歩はいつから始めていい?
混合ワクチンのプログラムが完了してから(多くは生後3〜4か月ごろ)が基本です。完了前も抱っこでの外気浴で音や景色に慣らしておくと、デビューがスムーズです。
夜鳴きがひどいときはどうすれば?
迎えて最初の数日の夜鳴きは環境変化による不安が原因で、多くは数日で収まります。鳴くたびに構うと「鳴けば来てくれる」と学習するので、安全を確認したら見守るのが基本です。
留守番はいつからできますか?
トイレの間隔が延びる生後3〜4か月ごろから短時間ずつ練習します。最初は数分から始め、サークル内に水と噛んでいいおもちゃを用意して徐々に延ばします。
食事を1日2回にするのはいつから?
生後5〜6か月ごろから2回への移行を検討するのが一般的です。体格の成長と便の状態を見ながら、かかりつけの獣医師と相談して進めてください。